こんばんは、飲食専門行政書士のたてやまです。
6月から、HACCP(ハサップ)が義務化されます。
という話は知っていても、
「結局なんなの?」とずっと思っていたので
保健所で聞いてきました。
「飲食店として結局どうすればいいのさ?」
というところが知りたいですよね。
ハサップというのは、要するに、
①あらかじめ衛生上気を付けることを決めておいて、
②日々チェックして、
③記録として残しておきましょう
というもの。
飲食店がやることは、
①衛生管理計画を作成(従業員に周知)
②日々チェックシートでチェック、記録する
③記録したチェックシートを保管(1年間)
の3つ。です。
①の、衛生管理計画が難しそうですが、
そこはさすが、
ちゃんと東京都でひな形を作ってくれています。
ダウンロード↓
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/kaisei/files/kanrifile-eiseikanrikeikaku.pdf
(東京都福祉保健局のサイト)
重要な点は記載されているので
従業員にはこれを共有。
で、自店のメニューを書き込んでいけば完成、
というもの。
②のチェック表ももちろんあります。
ダウンロード↓
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/shokuhin/kaisei/files/kanrifile-kiroku.pdf
(同)
①の計画に沿って、毎日チェックすればいいようになっています。
1年分チェックできるようになっています。
気が付いた点があれば(冷蔵庫の温度が高い、とか)
備考欄にその対応と一緒に記録するんですって。
そして、③記録したものは、1年間保管。
①の「衛生管理計画表」と、②の「記録簿」を
セットで保管しておく必要があるそうです。
福祉保健局のサイトからダウンロードできるほか、
保健所で配布もしているそうです。
冊子になっていて引っかける穴も開いてる。
厚手で丈夫な紙でできてるのでおススメです。
だって、1年間記録して、さらに1年保管するには
けっこう丈夫な紙じゃないとね・・。
(コピー用紙とかキッチンに貼っとくと
あっという間にベロベロになってますよね)
ちなみに、料理を提供しないバーなどのお店でも
ハサップは適用になります。
該当しない項目が多いので上記のテンプレだと
ちょっと使いにくいですが、
板橋区など、バー業態向けのものを
用意してくれている自治体もあるみたいです。
最寄の保健所に聞いてみて、もし専用のがあれば
手間が省けます。
まずは聞いてみるといいかもしれませんよ~
ハサップ義務化は6月からですが、
今のうちに作って習慣にしておくのがいいかもですよ。
6月ごろはきっともう忙しくて手が回らない‥はず!
東京都福祉保健局